研究会のあゆみ

当プロジェクトの活動の中心である研究会「近代日本の日記文化と自己表象」は、2014年9月に第1回を企画したのち、2、3ヶ月に1回の頻度で定期開催しています。報告者の専門分野は、歴史学、文学、思想史学、教育史学、社会学、文化人類学など、多岐にわたります。

過去の開催記録を以下に掲示いたしますので、ご参照ください。次回研究会のご案内は、最新情報でご確認ください。

第17回(2018年7月15日)
「中原中也の日記と詩作――長男文也との『生活』」(根来由紀、立教大学大学院)
「現代日本における日記文化研究の社会学的転回:〈日記メディア〉と〈日記行為〉という視点から」(山守伸也、関西大学等非常勤講師)

第16回(2018年5月19日) →参加記録
「戦前の農民運動家・渋谷定輔日記原本と往復書簡」(新藤雄介、福島大学准教授)
「『癩患者の告白』と北條民雄-自己表象の内発性/外発性について」(大野ロベルト、日本社会事業大学)

第15回(2018年3月18日)
『日記文化から近代日本を問う』公開書評会

1. 導入の部:『日記文化から近代日本を問う』の概要説明 田中祐介(明治学院大学)
2. 書評の部:
提題1 和田敦彦(早稲田大学教授)
提題2 松薗斉(愛知学院大学教授)
編者と執筆者からの応答
総合討論
編集者の立場から 岡田圭介(文学通信代表)

第14回(2017年12月16日) →参加記録
「近代日本の子ども向け日記帳いろいろ—日記帳の文化史にむけて—」(柿本真代、仁愛大学講師)
「手帳類プロジェクトの現在地―同時代の手帳を用いた私的領域の共有・更新・可能性—」(志良堂正史、「手帳類」プロジェクト代表)

第13回(2017年9月16日)
「受講生の日記からみる夏目漱石の帝大講義――受講ノート調査との接点を視座に」(服部徹也、慶應義塾大学大学院後期博士課程)
「自治体史編さんと日記資料」(河西英通、広島大学教授)

第12回(2017年7月15日) 特集:戦後経済成長期のアイデンティティ変容:農村・女性・エゴドキュメント →参加記録
「高度経済成長期における農村女性の自己表象—生活改善実績発表大会の文集より—」(岩島史、日本学術振興会特別研究員PD)
「高度経済成長期における農村婦人の「主婦」化をめぐって—「家の光家計簿」の成立と展開にみる—」(河内聡子、東北大学助教)

第11回(2017年5月13日)
「研究視座としての『日記文化』の可能性:近代日本における『書くこと』の歴史を問うために」(田中祐介、明治学院大学助教)
「植民地台湾において日記が『国語』教材になるとき:公学校教科書と教授細目を事例として」(大岡響子、明治学院大学非常勤講師、東京大学大学院博士後期課程)

第10回(2016年5月14日)
「凡庸なサラリーマンの肖像と日記――役所勤めの日常と左翼雑誌との瞬間接触点」(新藤雄介、福島大学准教授)
「自己を綴るメディアとしての日記の可能性:「近代日本」の理解を補い、掘り下げ、相対化するために」(田中祐介、明治学院大学助教)

第9回(2016年5月14日)
「「避難所」としての作家の日記―北条民雄の場合―」(大野ロベルト、日本社会事業大学助教)
「近代日本における教員として書くこと・学生として書くこと」(堤ひろゆき、上武大学助教)

第8回(2016年2月27日)
「境界をまたぐ身体――戦前満洲の学生日記にみる中国人青年の学校生活と都市経験」(高媛、駒澤大学准教授)
「誘発する日記―前原大輔〈ある非行少女の日記〉シリーズに見る日記の機能の拡充―」(康潤伊、早稲田大学大学院)

第7回(2015年12月6日)
「銃後日記から「国民意識」をみるということ」(梅藤夕美子、京都大学大学院)
特別講演:「『五十嵐日記』を語る 戦後復興期の古書店文化と青春の日々」(五十嵐智、五十嵐書店店主)

第6回(2015年9月19日)
「近代作家たちによる戦時下の王朝日記受容」(川勝麻里、明海大学ほか非常勤講師)
「歴史史料としての病床日誌――陸軍病院における事例を中心に」(中村江里、関東学院大学ほか非常勤講師)

第5回(2015年7月19日) 特集:〈女学生〉の書記文化を再考する
「少年少女雑誌にみる作文と文体」(嵯峨景子、明治学院大学非常勤講師・国際日本文化研究センター共同研究員)
「奈良女子高等師範学校生の詠み書きと「自己」表象 ―大正大典奉祝歌と校友会誌掲載歌をめぐって―」(磯部敦、奈良女子大学准教授)
「多様な「女学生」の読み書きの実践を探る―白河高等補習女学校生徒の日記帳と佐野高等実践女学校の校友会雑誌から―」(徳山倫子、京都大学大学院)

第4回(2015年5月9日) 特集:近代日本のマス・リテラシー
「教材としての日記:高等小学校生徒の日記を手掛かりとして」(柿本真代、仁愛大学専任講師)
「多声響く〈内面の日記〉:戦時下の第二高等学校『忠愛寮日誌』にみるキリスト教主義学生の心情・信仰・炎上的論争」(田中祐介、明治学院大学助教)
「読書環境の拡大:戦場への書物流通と読み書きの実践」(中野綾子、日本学術振興会特別研究員PD・早稲田大学非常勤講師)

第3回(2015年3月7日)
「個人の財産を社会の遺産に─「女性の日記から学ぶ会」の活動を通して─」(島利栄子、「女性の日記から学ぶ会」代表)
「農民日記をつづるということ─近代農村における日記行為の表象をめぐって─」(河内聡子、宮城学院女子大学非常勤講師)

第2回(2014年12月9日)
「「学徒兵の読書」の相対化にむけて─日記を使用した研究の一例として─」(中野綾子、早稲田大学大学院)
「〈学生〉たちの記録行為─戦後学生運動の現場から─」(道家真平、東京大学大学院)

第1回(2014年9月20日)
「手書きの日記史料群は研究をいかに補い、掘り下げ、相対化するか―国際基督教大学アジア文化研究所蔵『近代日本の日記帳コレクション』を中心に―」(田中祐介、国文学研究資料館機関研究員)