夏の到来を間近に控えた時期となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。このたびは7月22日(土)に開催いたします、第36回研究会のご案内を差し上げます。
今回もお二方にご報告をお願いすることができました。お一人目は情報科学芸術大学院大学の高森順子さんです。高森さんは2010年から「阪神大震災を記録しつづける会」の事務局長をお務めになり、災害体験の手記集を出版される活動を続けておいてです。このたびのご報告では、今年3月に刊行されたご著書『震災後のエスノグラフィ 「阪神大震災を記録しつづける会」のアクションリサーチ』(明石書店)を踏まえたご報告をいただきます。
もうお一人は、「手帳類」プロジェクトの代表をお務めになる志良堂正史さんです。志良堂さんのご活動もまもなく10年を迎えます。目下、ご準備中のご著書の構想に基づきつつ、これまでの活動の総括と今後の展望についてご報告いただきます。志良堂さんのプロジェクトについては、田中祐介編『無数のひとりが紡ぐ歴史』の第15章「個人の記録を未来へ継承する」(対談記録)をご参照ください。
みなさまぜひ奮ってご参加ください。なお情勢の変化を踏まえ、当研究会の開催形態は当面「対面開催を基本としたオンライン併用」とさせていただきます。対面での集いを貴重な交流の場と位置づけつつ、遠方でお住まいの方々にも引き続きご参加いただきやすい環境を整えて参ります。お申し込みの受付フォームを設けましたので、ご参加くださる場合、お手数ですがこちらからご記入いただければ幸いです(受付は7月19日まで)。
以下に当日のプログラムを掲示いたしますので、ご参照ください。今回も多くのみなさまと学びの場をご一緒できますこと、心より楽しみにしております。
田中祐介
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「近代日本の日記文化と自己表象」第36回研究会
【開催日時】
2023年7月22日(土) 13:30-17:30
【開催形態】
対面を基本としたオンライン併用(対面:明治学院大学白金キャンパス、オンライン:Zoom利用)
【研究会次第】
1. 研究活動の報告と展望(13:30-14:00)
2. 研究発表(14:10-17:30)
「手記集を綴じる技術と記憶継承ー『震災後のエスノグラフィー『阪神大震災を記録しつづける会』のアクションリサーチ』から」(高森順子、情報科学芸術大学院大学産業文化研究センター研究員)
「手帳類を鍛え直す―プロジェクトを100年続けるために―」(志良堂正史、個人事業主/手帳類プロジェクト代表)