三寒四温、というには不規則な寒暖が続く最近ですが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。
このたびは3月17日(日)に開催いたします、第40回研究会のご案内を差し上げます。
第40回目の記念となる今回も、ありがたいことにお二人のご報告者をお迎えすることができました。
お一人目は、早稲田大学文化構想学部で助手をお務めになる野間龍一さんです。日中戦争を事例として、官僚や警察官たちがどのようにして公私ともに戦争を受け入れ、兵士として出征し、「銃後」の民衆を動員したのかについて、日記や書簡、陣中へ宛てた寄書などのエゴ・ドキュメントを通してご考察くださいます。
もうお一人は、『無数のひとりが紡ぐ歴史』にもご寄稿くださった鬼頭篤史さんです。昭和戦後期のサラリーマンの手帳文化を扱われた同書のご論考を踏まえ、昭和期の商社マンが使用したビジネス手帳一式について、史料の全貌と特徴を紹介しながら、サラリーマンの実践的な手帳文化についてご考察くださいます。
研究会の開催形態は、今回も「対面開催を基本としたオンライン併用」とさせていただきます。対面でご参加くださるみなさまには、懇親会のご参加希望も事前に伺います。
ご関心がございましたら、ぜひご参加ください。お申し込みの受付フォームを設けましたので、ご参加くださる場合、お手数ですが3月14日(木)までにご記入いただければ幸いです。なお、懇親会にご参加くださる場合は、会場予約の都合上、3月3日(日)までにご記入くださると大変ありがたいです
今回も多くのみなさまと学びの場をご一緒できますこと、心より楽しみにしております。
以下に当日のプログラムを掲示いたしますので、ご参照ください。
田中祐介
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「近代日本の日記文化と自己表象」第40回研究会
【開催日時】
2024年3月17日(日) 13:30-17:30
【開催場所】
対面を基本としたハイブリッド開催(対面:明治学院大学白金キャンパス、オンライン:Zoom利用)
【研究会次第】
1. 報告と展望(13:30-14:00)
※参加者自己紹介の時間を設ける予定です
2. 研究発表(14:10-17:30)
「官僚・警察官のエゴ・ドキュメントから見える日中戦争 」(野間龍一、早稲田大学文化構想学部社会構築論系助手)
「サラリーマンの情報整理ー昭和期の或る商社マンのビジネス手帳を中心に」(鬼頭篤史、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学)