第13回「近代日本の日記文化と自己表象」研究会開催のご案内

 2017年9月16日(土)に開催する第13回研究会の詳細が決まりましたので、ご案内申し上げます。
 今回の報告者はお二方で、服部徹也さん(慶應義塾大学大学院後期博士課程)と河西英通さん(広島大学教授)です。
 服部さんは、帝大時代の漱石の教え子が記録した受講ノートと日記を扱ってくださいます。
 河西さんは、編集をお務めになられた『青森県史資料編近現代8「日記」』(2017年3月刊、http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/culture/kingendai08.html)を中心に、
自治体史編纂のご苦労や収録された日記の資料的価値について、お話下さる予定です。
 研究会はどなたでもご参加いただけますが、会場の都合と資料の部数確保のため、お手数ですが事前に下記アドレスまでご連絡頂ければ幸いです:nikkiken.modernjapan(アットマーク)gmail.com(代表:田中祐介・明治学院大学)
 みなさまぜひ奮ってご参加ください。

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「近代日本の日記文化と自己表象」第13回研究会

【開催日時】
 2017年9月16日(土) 13:30-17:30

【開催場所】
 明治学院大学白金キャンパス本館9階、92会議室(予定)

【研究会次第】
 1. 報告事項(13:30-14:10)
   論文集の進捗報告
   旧制高等学校記念館・第22回夏期教育セミナー(2017年8月19、20日)の参加報告
   チェンマイ大学およびタマサート大学での講演会報告
   日記資料データベースの構築に向けて
 2. 研究発表(14:20-17:30)
   「受講生の日記からみる夏目漱石の帝大講義――受講ノート調査との接点を視座に」(服部徹也、慶應義塾大学大学院後期博士課程)
   「自治体史編さんと日記資料」(河西英通、広島大学教授)

  ※会の終了後、希望者は懇親会へ

チェンマイ大学(タイ)での公開講演会

 2017年8月27日、タイのチェンマイ大学にて、大学院生向けに「〈日記文化〉から考える近代日本」と題した講演会をおこなってきます。
 チェンマイ大学では一昨年にも講演会の機会をいただきました。その際は田中単独でしたが、今回はプロジェクトの参加者から、大岡響子さん(東京大学大学院)、堤ひろゆきさん(上武大学)も同行し、お話くださいます。モデレータは、チェンマイ大学の西田昌之さん。講演会の様子は、後日、当ウェブサイトにてご報告いたします。
 なお、翌々日である29日には、タマサート大学(ラムパーンキャンパス)でも同様の講演会を催します。一昨年の講演会に際しては、タイ語では「日記」にあたる言葉がなく、英語のDiaryをそのまま用いているという話が印象的でした。ごく近年、2008年のカリキュラム改正後は、タイでも日記指導が学校教育に取り入れられたそうです(西田さん調べ)。その影響と生徒の反応もまた知りたいところです。