「近代日本の日記文化と自己表象」第20回研究会のご案内

3月9日(土)に開催いたします第20回研究会についてご案内申し上げます。
当研究会も、おかげさまで第20回を迎えることとなりました。これもひとえに皆様のおかげであると、心よりの感謝を申し上げます。

今回は、宮本温子さん(筑波大学大学院)と鬼頭篤史さん(京都大学大学院)のお二人にご報告いただきます。

宮本さんは、「自己をつづること」の公的実践に関わる問題提起として、明治二十年以降に全国に流通した文芸投書雑誌『文庫』『新声』の記事を分析してくださいます。この二誌が読者に対していかに「地方青年」としての共同体意識を芽生えさせたか、地方青年たちは誌面上でどう「地方」を語り、「地方文壇」に関わったのかが大きなテーマになるとのことです。

鬼頭さんは、サラリーマン規範における手帳文化を扱ってくださいます。近年の手帳ブームには眼を見張るものがありますが、ご報告では、戦前期に形づくられた日本のサラリーマン規範(サラリーマンとはどうあるべきか)を踏まえ、その必須アイテムとも言える手帳に言及されるようになった昭和戦後期を中心に、この主題を論じてくださるとのことです。

みなさまぜひ奮ってご参加ください。研究会はどなたでもご参加いただけますが、会場の都合と資料の部数確保のため、お手数ですが事前に下記アドレスまでご連絡頂ければ幸いです:nikkiken.modernjapan(アットマーク)gmail.com(代表:田中祐介・明治学院大学)

【映画『タリナイ』その後】
前回開催の第19回研究会では、『マーシャル、父の戦場』(https://www.mizukishorin.com/marshall)の編者であり、上映中の映画『タリナイ』(https://www.tarinae.com)の監督である大川史織さんはじめ、日記を読み解いた「金曜調査会」(https://www.mizukishorin.com/04-8)の皆さんにご講演をいただきました。

『タリナイ』はその後も各地で上映されていますが、3月21日から24日までデンバーで開催されるAAS(Asociation for Asian Studies)年次大会でのFilm Expo(https://www.eventscribe.com/2019/AAS/agenda.asp?pfp=expo)でも上映が決まりました。また、直近では、2月20日(水)に、高田馬場の「ピースボート東京」でも上映の機会があります(http://peaceboat.org/26204.html)。ご関心があり、見逃された方のために、ご案内申し上げます。

それでは、皆さまに再会できますことを心より楽しみにしております。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「近代日本の日記文化と自己表象」第20回研究会

【開催日時】
 2019年3月9日(土) 13:30-17:30

【開催場所】
 明治学院大学白金キャンパス 1号館8階81会議室

【研究会次第】
 1. 報告と展望(13:30-14:00)
   新刊案内:ビュールク・トーヴェ『二代目市川團十郎の日記にみる享保期江戸歌舞伎』  
   映画『タリナイ』のAAS上映
   日記資料を読み解く会の可能性
   「戦場」と「銃後」の日記データベース公開に向けて
   2019年9月開催シンポジウムの概要
   
 2. 研究発表(14:10-17:20)
   「文芸投書雑誌『文庫』『新声』にみられる「地方文壇」の青年の共同体意識と「中央文壇」へのまなざしーー小木曽旭晃と入澤凉月の事例を中心にーー」(宮本温子、筑波大学図書館情報メディア研究科博士前期課程)
   「日本のサラリーマン規範における手帳文化―昭和戦後期を中心に―」(鬼頭篤史、京都大学大学院人間・環境学研究科研修員)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です