書評会終了のご報告と次回案内

『日記文化から近代日本を問う』書評会を3月18日(土)に開催し、計25名がご参加下さる盛会となりました。

提題役を務めて下さった和田敦彦さん(早稲田大学教授)と松薗斉さん(愛知学院大学教授)に感謝申し上げます。投げかけて頂いた問いを受け、会場では盛んな議論が交わされ、気づけば終了時刻も近づいていました。会の最後には、担当編集者である岡田圭介さん(文学通信代表)からも、書評会の議論を踏まえてのご感想と今後の展望を語って頂きました。

「史料・モノ・行為」の観点から近代日本の「日記文化」を考察する本書ですが、提題役のお二人からは有難い評価のお言葉を頂きました。それとともに、書評会全体の議論を踏まえ、まだ着手したばかりの主題である「モノ」「行為」としての日記は、今後一層掘り下げる主題であることが痛感されました。加えて書誌データの充実の必要性についてもご指摘を頂き、現在取り組んでいる日記資料データベースの構築作業を推進すべく、その責任を改めて自覚する機会ともなりました。書評会を一つの区切りとして、更なる展開を見据えて研究活動を継続して参ります。本書の問題意識に共鳴して下さる方々、ぜひ今後の活動にご協力ください。

次回研究会(第16回)は、5月19日(土)に開催いたします。詳細は開催の1ヶ月ほど前に当サイトでご案内いたしますので、皆さまどうぞ奮ってご参加ください。

ウェブサイトリニューアルのお知らせ

本サイトは当初、2016年9月に開催した学際シンポジウムの広報用に立ち上げました。その後、研究会の開催案内を中心に更新して参りました。書籍刊行をはじめ情報量が増えたことに鑑み、このたびサイト構成をリニューアルいたしました。各メニューからご利用頂ければ幸いです。投稿記事は「最新情報」のタブからご覧頂けます。

田中祐介編『日記文化から近代日本を問う—人々はいかに書き、書かされ、書き遺してきたか』(笠間書院)の刊行について

2016年9月に開催した学際シンポジウムに基づく研究書が仕上がりました。
笠間書院より刊行で、2018年1月10日頃には全国書店に並びます。寄稿者には、様々な研究分野の読者、広く一般読者に手に取って頂くために、極力平易な文体で執筆頂けるよう依頼しました。ぜひ、ご一読ください。

書籍の目次詳細と前書き文は、こちらからご覧頂けます。

第13回「近代日本の日記文化と自己表象」研究会開催のご案内

 2017年9月16日(土)に開催する第13回研究会の詳細が決まりましたので、ご案内申し上げます。
 今回の報告者はお二方で、服部徹也さん(慶應義塾大学大学院後期博士課程)と河西英通さん(広島大学教授)です。
 服部さんは、帝大時代の漱石の教え子が記録した受講ノートと日記を扱ってくださいます。
 河西さんは、編集をお務めになられた『青森県史資料編近現代8「日記」』(2017年3月刊、http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/culture/kingendai08.html)を中心に、
自治体史編纂のご苦労や収録された日記の資料的価値について、お話下さる予定です。
 研究会はどなたでもご参加いただけますが、会場の都合と資料の部数確保のため、お手数ですが事前に下記アドレスまでご連絡頂ければ幸いです:nikkiken.modernjapan(アットマーク)gmail.com(代表:田中祐介・明治学院大学)
 みなさまぜひ奮ってご参加ください。

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「近代日本の日記文化と自己表象」第13回研究会

【開催日時】
 2017年9月16日(土) 13:30-17:30

【開催場所】
 明治学院大学白金キャンパス本館9階、92会議室(予定)

【研究会次第】
 1. 報告事項(13:30-14:10)
   論文集の進捗報告
   旧制高等学校記念館・第22回夏期教育セミナー(2017年8月19、20日)の参加報告
   チェンマイ大学およびタマサート大学での講演会報告
   日記資料データベースの構築に向けて
 2. 研究発表(14:20-17:30)
   「受講生の日記からみる夏目漱石の帝大講義――受講ノート調査との接点を視座に」(服部徹也、慶應義塾大学大学院後期博士課程)
   「自治体史編さんと日記資料」(河西英通、広島大学教授)

  ※会の終了後、希望者は懇親会へ

「書くこと」の歴史を問うためにーー研究視座としての「日記文化」の可能性と学際的・国際的連携

『日本近代文学』第96集(2017年5月)の「展望」欄に寄稿した田中祐介「『書くこと』の歴史を問うために——研究視座としての『日記文化』の可能性と学際的・国際的連携」のPDFデータを公開します。2014年度から2016年度にかけての科学研究費助成事業の成果を踏まえ、近代日本の「日記文化」を扱う意義と今後の展望を考察したものです。ご一読頂ければ幸いです(閲覧は下記リンク先から)

「書くこと」の歴史を問うために